欧米のアセスメントシステムを取り入れたアセスメントを実施しています。

心理士がお子さんと検査場面の数時間お会いしただけでは、その時の、その状況のお子さんのことしかわかりません。多くの時間を家庭や学校で過ごしているからこそ、そこで関わる人々からの情報はとても大切にしています。ご家族、学校の先生、その他お子さんに関わる人々から、どんなお子さんなのかをお伺いし、しっかりとお子さんの全体像を把握します。

普段のお子さんの様子を、直接拝見することを大切にしています。1日の多くの時間を学校で過ごしているからこそ、お子さんを理解したりサポートを考える上で、学校観察の実施を推奨しています。「授業はどうやって受けているの？」「休み時間はどう過ごしている？」「お友達との関係性は？」これらへの答えが、行動観察で明らかになる場合が多くあります。行動観察は欧米のアセスメントシステムではなくてはならないものの1つです。サポートを考える上で、非常に重要で有益なアセスメントであると捉えています。

多くの時間と費用を費やして行うアセスメントが、よくわからない、活用できないものであっては意味がありません。1st STEPカウンセリングセンターの報告書は、結果もさることながら、サポート案の提案を大切にしています。「どんなお子さんだったのか」「どうするともっと輝けるか」「どんなことをサポートできると良いか」「お子さん自身が工夫できることは何か」これらについて、丁寧にご説明することを心がけています。そして、最新で最適な情報を提供できるよう、所属している心理士で常に自己研鑽、ディスカッションしています。

アセスメントを実施し、報告しただけでは終わりません。お子さんは日々成長しており、強みも、弱みも、悩みも変化していきます。そのため、最初にご提案したサポート案がずっと活用できるわけではありません。定期的にメンテナンスを行い、アセスメントを最大限に活用していただくためのサポートを行っています。